5シリング少年

君は夢を見る
その中の登場人物は全て君だ。
   


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| 2013.11.16 Saturday | - | - |


つまり

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| 2013.11.16 Saturday | - | - |


1
ぷゎん

と気の抜けた、けれど高い音が響けば驚いて音のした方を探した

目の前には半径5メートルはありそうな巨大な前輪があった
先程まで無かったものだから目を凝らして運転手を探す


ぷゎん


再び鳴らされたそれは警笛であるらしかった
カタツムリのような形をしたラッパで片目を摘むと殻の中から音が飛び出す

仕組みはよくわからなかった


さらに視線を上げて
慌てて道を開けた


運転手は、犬だった


ぷゎん


音を残して通り過ぎる自転車
後輪は半径1メートルもない小さなものでカタンカタンと揺れながら前進していた


その自転車を見送るように振り返ると後方はバス停やタクシー乗り場、そんなものの並ぶ駅前のような広場になっていた

それ自体は現実に毎日使っていたものであったのだが
バス停のバスは猫が運転していたり
タクシーに乗り込むのは多荷物を抱えた蟻であったりして


記憶にある場所とは大きくかけ離れていた


ゴォォォ

地響きのような低音が聞こえ振り返った
| 2008.11.21 Friday | - | comments(0) |


到着
羊が久しぶりに脚を地に着けた時
目に映ったは巨大なショッピングモールだった

何もかもがピカピカに磨き上げられ右側の大きな店は入り口の壁がすべてガラスで出来ていた。
それが光の反射で外のものが中に、中のものが外にあるような曖昧さを生んだ。

まるで境界線などないかの様で人々はたまに激しい音を立ててガラスにぶつかってその存在を知る。

左手にはこれもまた巨大なエレベーターが二機
扉が無い為何人かは振り落とされたり挟まれたりしていた
けれど人の波は絶えることなくざわざわと賑わいでいた。
| 2008.10.29 Wednesday | - | comments(0) |


あの瞬間
気付けば僕はふわふわの羊の上にまたがっていた

今まで触れたことがないような毛並み
雲を掴むとこんな感じなんだろうかと思わせる不思議なものだった


一歩が上昇気流に乗っているかのような早さで
次々と景色が飛ぶ
けれど全く風を感じさせない安定さを持っていた


目を細めると向こうに
真っ白にきらきら光る何かが見えた
| 2008.10.25 Saturday | - | comments(0) |


あの時
一匹…二匹…
羊を数えると眠くなるという

どこから数えだしたのか
何度目の六十二匹なのか
ただ広がる羊の大群を口の中で数え消化する

羊雲がもはやただの白い綿にしか見えなくなってきた頃
空からふわりふわりと綿が落ちた


何もない真っすぐな、それでいて良く均された道に羽が落ちるみたいに軽やかに着地する


それは全く何もかもが真っ白な羊だった

ただその瞳だけは空に居たせいか空色に濡れていた
| 2008.10.18 Saturday | - | comments(0) |


ある日
あんまりにも天気がいいものだから
空を見上げながら歩いた

人通りが少なく、それでいて大きな通りから見上げる空は
驚くほど遠くまで見える
真上からずっと先
視力が許す範囲まで見事な羊雲が並んでいた
ずらりと並ぶ羊に個性を見つけるのは難しかったが
よく見ると大きさや流れる速度が違うことに
やがて気付くだろう
もっとも、瞬きをした瞬間にどの羊がそれだったのか見分けるのは不可能であったが
| 2008.10.12 Sunday | - | comments(0) |